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「みんなの家出」(藤田のぼる作 福音館書店より):2刷りになりました。 [絵本:重版、海外版などのお知らせ]

「みんなの家出」が2月に2刷りになりました!

嬉しいな。わーい。

2013年に福音館書店から刊行されました。
ぜひ書店。図書館などで手に取って読んでみてください。


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みんなの家出(藤田のぼる作 /早川純子画)
定価 1260円(本体価格1200円)


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お話は、小学校4年生のフミちゃんが
夏休みの読書感想文を書くため
「どっちが家出?」という本を選ぶ所から始まります。
その本の中には、2人の女の子のお話が出てきます。

*成り行きでちょっと家出した子。
*将来家を出るために、準備を着実に進める子。

本を読んで、本物の家出に近いのはどっちなんだろう?と
悩んだフミちゃんは、著者の文子に手紙を出します。
その手紙を受け取った文子も、「どっちが家出なんだろう?」と、あらためて考えます。
2人は、それぞれ手紙の返事を書くうちに。。。

大人にも子どもにも直面する自分の居場所の問題を
フミちゃんと文子が、それぞれ考えるお話。

小学校中級からの内容になっていますが、
大人の人に読んでほしいお話だなあと思います。

福音館書店の宣伝のページはこちら。

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カバーには版画。中の挿絵は筆で書いています。

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登場人物の姿は、鶴とカメの姿をしています。

小学生のフミちゃん側の世界は、鶴の姿。
著者の文子さん側の世界は、亀の姿。

これは最初の挿絵の依頼時から、登場人物は
直接人間の姿を描く形にしたくないとの編集者からの要望でした。
家出を連想させる、ユーモアのある生き物がいいなあと。
そのため家出を連想させる生き物を色々考えて、、、ヤドカリやカタツムリなど。

最終的に、鶴と亀に落ち着きました。

渡り鳥の鶴は、住む所を飛んで移動。
甲羅を持っている亀は、自分の家を背負いながら移動。

そんなことをイメージさせながら
楽しく描かせていただきました。

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沢山の方に読んでいただけると嬉しいなあ。


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