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スマントリとスコスロノのワヤン公演あるよ! [絵本「スマントリとスコスロノ」制作メモ]

今週の土曜日、日暮里にて日本ワヤン協会の公演あります。
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今回は“スマントリとスコスロノ”と、創作『天人の羽衣』の2本立て。
(スコスロノが死んじゃう所までの前半部分。)

絵本「スマントリとスコスロノ」(福音館書店)は、
なんと、この上演の音源が元。

絵本の監修/松本亮さんがワヤンのダラン、キ・スティノさんに
上演を依頼し録音したもの。40年くらい前に録音?
ジャワ語からインドネシア語、そして日本語になおして
「ラーマヤナの夕映え」(八幡山書房)にも収録されています。

“スマントリとスコスロノ”のお話に惚れ込んだ、
乾千恵さんがそれをもとに絵本の形に再話しました。
(スコスロノに惚れ込んだかな。。)

*ダラン(ワヤンの人形師のこと)
人形を一人で操り、物語を語ります。またガムランの演奏も同時に指揮したり。


入場料2500円。当日は3000円です。
上演演目
「ジャワ影絵芝居 スマントリ、スコスロノ兄弟の物語」
「影絵詩劇 天人の羽衣(ジャワ民話より)」

開演/15時(開場は14時30分、18時終演予定、途中休憩あり)
会場/日暮里サニーホール(JR・京成日暮里駅南口徒歩1分)
      荒川区東日暮里5-50-5 ホテルラングウッド4階
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以下、中村伸さんの解説をコピペ。
(中村さんは旅行好きのライターで編集者で日本ワヤン協会の会員)

[解説]
最初の「スマントリ~」は、現地の人形師ダランが実際に上演していたときの音源をもとに、ジャワの影絵芝居をそのまま再現したもの。ジャワ語による語りを日本語訳して吹き込んであるので、ジャワの人形師ならではの独特の語り口や、ガムラン音楽と芝居とのからみ方、物語そのものの面白さまで楽しめるはずです。
音源は、1980~現在まで活躍している名人、キ・スティノによるもので、ラーマーヤナ物語のエピソードのひとつ。といっても、ラーマ王子やシーター姫、白猿の武将ハヌマーンら、日本でもちょっとは知られたキャラクターたちが生まれる前のエピソードで、魔王ラウォノ(ラーヴァナ)と、神の化身であるハルジュノソスロバフ王との対決を軸にした、今やほとんど上演されることのない演目です。スマントリ、スコスロノ兄弟は、そんな超人的な力を持つ王たちの戦いに、いわば凡夫の代表として巻き込まれていくのですが、はたしてどんな展開になるのか。
ジャワのワヤンがひとつのピークを迎えていた1980年代の名人の、ちょっとクドイけれども洒落たところのある語り口をお楽しみください。上演時間は1時間40分くらいです。
次の「天人の羽衣」は、主宰の松本亮による創作作品。物語は日本の羽衣伝説とも通ずるところがあり、ワヤンの上演形式を借りながら、音楽は琵琶を使うなどしています。たぶん、ちょっと不思議な影の踊りも入ります。こちらは1時間くらいの短い作品です。
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当日早川も絵本を売りに会場にお邪魔する予定〜!
イラストサインもするので。遊びにきてね。

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写真は早川の持っているスコスロノちゃん。

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上は、松本亮さんのお宅で以前写真に撮らせていただいたスマントリ。
;;;;;;

絵本にでてくる、王様(神様)ってひどい〜。兄ちゃん(スマントリ)どうなの??って
思った方は多いのでは?登場人物のこと掘り下げて知りたいかたは
同じく日本ワヤン協会の中辻 正 さんのブログをご覧ください。
ちょうどスマントリとスコスロノのこと、
また王様のことを取り上げて考察されてます。

木から落ちた猿 http://gatotkaca.exblog.jp/


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