山からきたふたご スマントリとスコスロノ/その9 [絵本「スマントリとスコスロノ」制作メモ]
仕事場にいるワヤン。
左からスコスロノ、シカ(キダン・クンチョノ)、ロモ(ラーマ)。
取材旅行の時に私の所に来たワヤンたちです。
当時の旅行日記を今更ですがあげました。
http://sikatuno.blog.so-net.ne.jp/archive/200607-1
もうすこしちょこちょこ書き込んで、読みやすくできたらと思います。
なぜこの3体を持って帰ったかというと、
旅行ではスコスロノとスマントリがあれば欲しいなあ、、、と思ってました。
でもみつからず、旅の最後に
スコスロノはスコスロノらしく私のところに来てくれました。(と私は思っています。)
ロモ(ラーマ)は“スマントリとスコスロノ”のお話の関係者なので手に取りました。
“スマントリとスコスロノ”は、ジャワのワヤンのラーマヤナの長い長いお話の中の一部。
ハルジュノソスロ王は後にロモ(ラーマ)に転生して、
そこでまたラウォノと対峙することになるのです。
鹿はキャラクターとして好きなのでふらりと手にしてしまったのですが、
このシカ、ロモを森の中で惑わすラクササのキダン・クンチョノが変身した姿だそうです。
なかなか絵本のラフなど描けなかった時、この2つのワヤンを見たりしてました。
2009-06-24 22:47
コメント(2)
すごーい 三年前に行ってたんだね。その頃からこの絵本の話はあったんだ、、、うーーむすごいっす。
しかし、シカ、私ロバかと思ってしまった。わっはっは
>ワヤンのラーマヤナの長い長いお話
とても興味持ってしまいました。読んでみたいなぁ、、だけど影絵劇なんだっけ?書籍はないのかしら?
by すがすが (2009-07-01 16:15)
そうなんです。挿絵のお話を頂いたのがその前の年なので、、、
かなり乾さんや担当の編集者さんをお待たせしてしまったのです。
ロバかあ。もっさりしているシカですよね。
ジャワでのワヤンで演じられるラーマヤナのお話は、
インドの元の話とはちょっと変わっているのです。
(手に入りやすいのは、ポプラ社から児童書で出ていたかも。)
スマントリとスコスロノのお話の前後に興味を持たれたら、
この絵本のもとになった
「ラーマヤナの夕映え」(松本亮/八幡山書房)がおすすめです。
あとはワヤン協会のサイトであらすじを読めるかなあ。。
書籍は書店で手に入りにくいので、
原画展で手に取れるように出来たらと思っています。
by しかつのはんがしつ (2009-07-05 09:51)